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 変形性膝関節症で多い悩みとその解決法

 

1.椅子から立ち上がって歩き始めに膝が痛む!

  同じ姿勢で座っていてよいしょっと立ち上がり歩き始めがイテテッと膝が痛む。 歩いていてだんだんと痛みがなくなる。 このようなお悩みの方はとても多くなっています。 実は病院通いしてるんだけど・・・ 歩き始めに膝が痛いととても不便ですよね。 座っていて立つ時もそうですし、屈んで立つ時も支障をきたします。 さすがに一カ月も続くと 近くの接骨院に行く人が多いと思います。 そこで三週間程度通院しても改善がみられなければおかしいと言うことで病院へかかられる方が多くなると思います。 もしかしたら今はそのような状況なのかもしれません。

その結果!!
変形性膝関節症ですね!と言われ、 膝の軟骨がすり減って痛みが出てるから注射をしましょうとか、太ももの前側をよく鍛えましょうとか 言われて終わりではないですか? なぜ、軟骨がすり減ったのかという原因の説明をしてくれる所は多くはありません。 もし、説明してくれても加齢ですね、太りすぎですねと言われる程度です。 ここでは、なぜ立ち上がった時に膝が痛むのか? そして治療法等についても詳しくお話ししてみたいと思います。

  立ち上がって歩き始め痛む原因について考えよう! 1.なぜ歩き始め膝が痛む? 歩き始めの痛みにはいくつか原因がありますが今回は変形性膝関節症の場合です。 まず、あなたが椅子に座っている時の姿勢を思い浮かべて下さい。   背もたれに寄りかかっている、もしくは、ひじ掛けに寄りかかっている方多くないですか?

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悪い姿勢により、膝周囲、骨盤周囲、背中周囲の筋肉や関節が固くなり痛みが出ます。 だから、何歩か歩いているうちにその筋肉が柔らかくなり痛みが減っていきます。   次の原因として立ち上がり方です。 あなたは立ち上がる時に膝に手をついて   「よっこいしょ」と立ち上がっていませんか? この立ち上がり方をすることにより、重心が前に掛かり結果、膝に負担を掛け痛みが出ます。 ここで膝の痛みに対して重要な筋肉を説明いたします。 大腿四頭筋、脊柱起立筋、殿筋、腹筋群を挙げることができます。

1-1. 大腿四頭筋とは 太ももの前面にある筋肉で骨盤~膝下まで付いている筋肉です。 4つの筋肉が合わさり出来ているのでこの名前が付いています。 この筋肉は立っている時に膝の負担を軽減するために働いてくれています。 変形性膝関節症の方は病院や接骨院で大腿四頭筋を鍛えて下さいとよく言われると思います。 この筋肉が弱くなることにより膝への負担が多くなり膝の変形をきたしやすいといわれています。

1-2. 脊柱起立筋 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)とは、首からお尻に大きくつく筋肉です。 背骨の両脇にグリグリと付いている筋肉があると思います、それがこの筋肉です。 この部分は立っている時に姿勢を安定させるために働いています。  

1-3. 殿筋 殿筋(でんきん)とは、お尻についている筋肉の事です。 お尻全体に付いていて骨盤を支えてくれる働きをしています。 よく骨盤をぐっと締め付けていると腰が伸びやす位という経験はありませんか? それは殿筋がうまく働いていない状況です。  

1-4. 腹筋群とは 腹筋群とは、お腹につく筋肉をまとめて言います。 表層と深層とに分かれていて踏ん張る時に支えとなる働きをしてくれます。  

 

2.なぜ歩き始め膝が痛む?  

あなたは病院や接骨院などでこんな事言われたことありませんか?
・膝が変形しているから手術した方がいいですよ
・電気をかけてマッサージをして筋肉を緩めましょうね
・筋力が弱いから大腿四頭筋(太ももの前側)を鍛えましょう
・正座はしないようにしてくださいね
・痛いうちは安静にしてくださいね
・歳だからしょうがないね
・体重を落とした方がいいですね

上記のように加齢による筋力低下や骨がすり減っているから膝自体が悪いと言われることが多いですよね。  

どれも病院や接骨院でよく言われるフレーズですが、もし、全部が間違えだったらどうでしょうか?  

上記で言われているのは膝が悪いから膝の治療をしましょうねと言ってるだけで、 膝の悪くなる原因を治しましょうねとは一言も言っていないのです。 例えでいえば 風邪をひいて病院に行って熱があるから解熱剤だけ出しますねと言われるのと一緒で熱は下がって少し楽になるけど 風邪は治らずまた熱が上がってくるみたいな感じです。 だから、電気かけてマッサージしたり、注射した後は少し楽になるけどすぐに元の痛い状態に戻っていくのです。 まず、一番重要なのはあなたの膝を変形させている原因は何かを突き止めることです。 原因を改善しない限り注射をしても手術をしてもまた同じ痛みが再発してくるでしょう。さらに、痛い方の膝をかばうことで もう片方の膝に負担がかかり両膝痛くなる恐れがあります。   膝痛はほおっておくと、手術適応になる場合もあるので、痛みを感じている方、ぜひ向陽整骨院のへ治療を受けてみてください。 下記に変形性膝関節症(いわゆる老人性の膝痛)について詳しく説明してありますが、当院での治療法のみ見たい方は、下へお進みください。

 

 

好発年齢

50歳以上の女性が多く、年齢を重ねるごとに患者数は増えていきます。 現在、変形性膝関節症の患者数は約700万~1000万人いると言われていて、変形性膝関節症予備軍(X線で関節の狭小がみられる)は約4000万人と言われています。(東京大学医学部研究による)

 

 

基礎知識

変形性膝関節症の原因は筋力低下、加齢、肥満などが原因で、関節の機能が低下し、膝関節の中で、クッションの役割をしている軟骨半月板(はんげつばん)に過剰に負荷がかかり、損傷や変形をきたし痛みが出るものです。

 

筋力低下

二足歩行である人間は、歩行時、起立時には常に両膝で体重を支えなくてはなりません。 階段の登り降りをする際はは体重の約六倍もの負荷が膝にかかると言われていて、このように日常生活を送るだけでも膝関節にかかる体重負荷はかなり大きいのですが、負荷を軽減してくれるのが、大腿四頭筋(だいたいしとうきん・太ももの前の筋肉)を中心とした膝周りの筋肉です。筋肉が強ければ関節にかかる負担は少なくて済みますが、筋力が低下(特に大腿四頭筋)してくると、膝にかかる体重の負荷が増し、軟骨や靭帯(じんたい)に大きな負荷をかけるようになります。負荷の増えた軟骨同士は上下でぶつかり合うようになり、擦り減って変形性膝関節症を発症する引き金となります。 

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加齢

膝関節を始めとする体のすべての関節は、骨と骨とが密接にくっつき合っているわけではありません。関節面になる骨の表面は、骨よりも柔らかい軟骨で覆われ、関節は関節包(かんせつほう)という袋状のものに包まれて、中には、ゼリー状の液体(かの有名なヒアルロン酸を含んだ液体)で満たされているため、骨と骨との間に隙間ができるので、骨同士が直接ぶつかり合ことはありません。 しかし、加齢に伴い、関節の隙間は徐々に狭まってきます。二足歩行である人間は、膝関節にかかる負担が大きいため、60年近く二足歩行をしていると、膝痛を訴えない人でも、Ⅹ線を撮影してみると、関節の隙間が狭まってきている方がほとんどみられます。 骨の関節面にある軟骨は、若い頃には関節内のゼリー状液体も豊富なため、軟骨同士がぶつかることはありませんが、加齢に伴い、関節内の液体も減り、骨と骨との間の隙間が狭まってしまい、軟骨同士がぶつかり合うようになってしまいます。ぶつかり合うようになってしまった軟骨は擦り減り、変形性膝関節症となってしまいます。  

 

 

軟骨は擦り減っても痛みを感じない?

では、膝痛の原因は?

変形性膝関節症と整形外科で診断された方は、お医者さんに「軟骨(なんこつ)が擦り減っているのが原因」「老人性の膝痛です」「老化が原因」などと言われている方が多いのではないでしょうか? 老化で軟骨(なんこつ)が擦り減る・・・しかし、これだけでは膝痛になることはありません。軟骨には痛覚(痛みを感じる神経)がありません。

 

ではなぜ膝痛を感じるのか?

筋力低下や加齢に伴い、関節の隙間が狭まってくると、骨の関節面にある軟骨同士がぶつかり合うようになり、擦り減ってきます。軟骨が擦り減る時に、擦り減った軟骨の細かい粒子が、関節の中にちらばります。 関節を包んでいる関節包の内側の膜を滑膜(かつまく)と言い、痛覚(いたみを感じる神経)を多く含んだ過敏な膜があります。 擦り減った軟骨の粒子が滑膜(かつまく)にぶつかると、滑膜で炎症反応が起き、膝が腫れて熱を持ち、膝痛を感じるようになってきます。 変形性膝関節症の痛みは、関節の内側の膜の炎症の痛みなのです。

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また、膝痛があると、膝を使った運動をすることが減り、筋力が低下してきます。弱った筋肉で体重を支えることになるので、膝周りの筋肉にかかる体重の負荷は、過剰になり、筋肉のけん引痛により、さらに膝痛が悪化状態になります。 以上のことから、膝痛の根本治療を考えるなら、 ①膝の関節包(滑膜・かつまく)の炎症をとること。 ②痛みがおさまってきたら足の筋力アップをはかり、膝への負担を軽減する。 上記のことを早期に行えば、変形性膝関節症の膝痛は悪化せずに治すことができます。 膝痛を治さずに日常生活を送っていると、人間は、痛みを感じている部位の筋肉は緊張し硬くなってしまうので、膝の上下の筋肉が縮まることで、膝関節の隙間はさらに狭まり、さらに軟骨同士がぶつかり合うようになってしまい、変形性膝関節症は悪化の一途をたどります。 軟骨が擦り減り続け、軟骨がすべて擦り減り、骨にまで達してしまうと、骨には痛覚(痛みを感じる神経)がたくさんあるので、激しい膝痛を感じるようになります。このように、軟骨がすべて擦り減り、骨にまで達してしまうと、人工関節に置き換える手術適応になってしまう可能性もでてくるので、膝痛は悪化する前に早期に治療をすることが好ましいです。

 

当院での治療

変形性膝関節症などの膝痛に対する治療は当院が最も得意とする治療です。 当院はまず、膝に負担を掛け痛みの原因となっている場所を見極めそれを改善していくことから始めます。 当院に来院される変形性膝関節症の患者様ほとんどが背中が丸くなり骨盤が後傾して前側重心になっています。     前側重心になると膝に体重が乗りやすくなり負担が掛かります、これを改善するだけでも膝の痛みの半分以上は改善されていきます。 試しに手を万歳しながら歩いてみてください。   少しでも楽に歩けましたか?   楽に歩けたあなたは前側重心です。 そんなあなたは立つ時、歩く時など日常のほとんどで膝に負担を掛けて生活しています。 だから、膝の注射をしても、電気掛けてマッサージしてもその場では楽になるけどまた痛くなるんです。 あなたに必要なことは膝に負担を掛けずに生活することです。 その為には現在の前側重心を改善することが必要です。  

 

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