階段を降りるときに膝が痛む!改善する3つのポイント公開
今日もいつも通り週2回のテニスクラブ、その後、みんなでランチして買い物して帰るのが唯一の楽しみだった。 けど・・・ 帰りに階段を降りていたら右膝に痛みが、そんなに強い痛みじゃなかったしみんなもいたから我慢してたが 2週間経っても痛みが治らない、というより悪化してきている。 ちょっと不安になって病院に行ってレントゲンを撮ったら 「軟骨がすり減って、変形してますね」と言われた。 え、まだ私53歳なのに・・・ガーン! その後、3ヵ月・週2回の病院通い電気かけてマッサージして全然痛みが変わらず、 その間、テニスも休み、みんなが気を使ってランチを誘ってくれるけど行くきになれない。 この先、またテニスができるかな・・・ 将来は手術しないといけないのかな・・・ 色々考えすぎて落ち込んでいた。 これは当院に来られた患者様の一例です。 今回はこの方が痛みを克服してテニスも以前のように出来るようになった改善方法を公開します!
階段を降りるときに膝が痛むととても不便です。 階段に手すりがない時や、荷物を持っている時なんかはどうやって降りたらいいのかわからなくなります。 さすがにその痛みが2~3週間も続くと病院に行くと思います。 その結果!! 膝の軟骨が擦り減ってきてますねと言われる方が半分くらい 特に骨に異常は無いですねと言われる方が半分くらい 骨に異常があっても、無くても電気してマッサージして湿布をもらってまた来てくださいね、で終わり。 なんで痛みがあるのか聞いても歳のせいにしたり、痩せたほうがいいですねと言われるばかりで、 なんで痛みが出ているかという原因をちゃんと説明してもらったことはないんじゃないですか? ここでは、なぜ階段を降りるときに痛むのか? そして、改善方法等についても詳しくお話しをしてみたいと思います。
階段を降りるときに膝が痛む原因はいくつかありますし、痛みのパターンもいくつかあります。 階段を降りるときに膝の内側が痛い、膝の裏が痛い、膝の下が痛いなどいろいろあり、 原因も骨や膝の半月板、靭帯、筋肉など色々関わってきます。 ただ唯一、共通している原因は普段の生活で膝に負担を掛けすぎているということです。 立つ、座る、歩くすべての動作で膝に重心を掛けて生活することで膝周囲の筋肉が緊張し痛みが 出やすい状態になります。 さらには軟骨がすり減って膝が変形してきます。 ではなぜ膝に負担を掛けすぎているのか?を説明していきます。
・体のバランスが悪い
基本的に膝に負担を掛けやすい方はつま先の方へ重心が掛かっています。 こちらの写真はB以外は全てつま先側に体重が掛かっています。 体重がつま先側に乗ることにより膝だけではなく腰、肩~背中、首にかけても何らかの症状が出やすい状態となります。
・体の使い方が悪い(立ち方、座り方、歩き方など)
膝が痛くなる方はほとんど片側の膝から痛くなります。 両足とも同じように使っているはずなのに片側だけ痛むのです。 体のバランスが崩れ片側だけの膝に負担がかかってしまっているのです。 逆を言うと膝だけ治療しても膝は治らないということです。 基本的に、ひざの痛みは 体のバランス(歪み)を解消し、正しい体の使い方を覚えれば痛みは劇的に解消します。 逆に、骨盤や、身体の歪みを改善せずに、ひざに注射やマッサージを続けても、 いつまでたっても、ひざの痛みは再発し続け、段々と悪化していってしまいます。 そして、最悪の場合は手術しか無くなってしまうという結果になってしまいます。 ひざの痛みの原因を作り出している体のバランス・使い方を改善しない限り 一度良くなった痛みも必ず再発します。
ポイント1. 背中を伸ばす
つま先側に体重の乗っている方は膝に負担が掛かりやすいと言いましたが、その一番の原因が背中が丸くなることです。 BとCの写真のように背中が丸くなることにより膝が曲がりつま先側に体重が乗ります。 ではどうしたら良いのか色々なやり方あり、年齢によっても違うのですが一番簡単なバンザイ体操をご紹介します。 両手を耳の横まで万歳して、棚の上の物を取るようなイメージで脇腹を伸ばしてください。 注意してもらいたい事は
・目線は必ず正面より高くすること ・肘はできる限り伸ばすこと
これを一日10回を5セット行います。 やってすぐは背中が伸びやすくなっているので階段の降りる際も少し楽になっていると思います。
ポイント2. 脚の後ろを伸ばす
先ほども説明した通りつま先側重心の方は膝が曲がりやすいので脚の後ろ側の筋肉が緊張しやすくなります。 変形性膝関節症の方などは膝の裏の筋肉が固まり膝がまっすぐに伸びないなんてことはよくあります。 では足の後ろ側の伸ばし方ですが前屈をするこれだけです。 簡単ですよね! ただ少しだけ普通のやり方とは違います。 左側は普通の前屈です、右側はまず最初にお尻を後ろに倒してから前屈をします。 このやり方だとかかと側に体重を乗せながら前屈が出来るのでつま先側荷重のバランスがかかと荷重になりやすくなります。
ポイント3. 首の前を伸ばす
最後の一つは首の前のストレッチです これも簡単です。 上を向く! ただこれだけです! 注意点は上を向く時に背中はシャキッと伸ばした状態でやってください。 首の前を伸ばすことにより背中も伸びやすくなり、体重がかかと側に近づき結果膝の負担が減っていきます。 以上の3つのポイントを行うことで膝の痛みは軽減しやすくなります。 ただこれは対処療法でしかありません。 ちゃんとした姿勢を身に付けるにはちゃんとあなたの身体の状態、症状をわかってくれる先生のもとで トレーニングが必要となってきます。 もし、ご相談があればLINE@に登録うえご相談内容をお書きください。 24時間無料でご相談うかがいます。